自宅サーバ その1
今回の自宅サーバ構築にあたって、過去を振り返りつつ、いろいろと整理してみました。
自宅サーバ遍歴

元々コンピュータが好きで勉強の為にUNIX系のオープンソースなOSを触り始めたのは確か1998年頃、電話線でインターネットを繋いでいた時代です。
mgettyとpppdを使ったモデム着信で自宅PCのローカルWEBサーバにブラウザでアクセスできるようにして仲間内だけで掲示板を使えるようにしていました。
これが自分の「自宅サーバ」の原点だったと思います。
その後、常時接続が可能になると、サブPCを用意してWEBページやブログ、メールサーバなどを運用するようになりました。
OSも FreeBSD、Linux、Windows と一通り試し、試行錯誤の日々。
ところが2016年頃、ストレージの冗長化を目的に Synology 製NASを1台購入したことで状況が一変します。
https://www.amazon.co.jp/Synology-DS215j-DiskStation/dp/B00OZ0CTAU
その実態NASの皮をかぶった小型省電力な汎用サーバでサービスは日本語ローカライズされた豊富なAppとして提供され、基本操作はGUI。パッケージの依存関係や相性も一切気にする必要もなく、ましてやコンソールを叩く機会など、ほとんどありません。
何日もウンウン唸りながら資料をあさり試行錯誤を重ね、ようやく動かしたサーバ環境が、今やボタンをぽちぽち押すだけで完璧に動いてしまうのである。
「えらい時代になったもんだ……」
そう感心しつつ、勉強することも忘れ、気づけば快適すぎる“ぬるま湯”に10年近く浸かることになるのでした。
使っていないパソコンを有効利用
Synology製NASを導入してから約10年。
ついにOSサポートが切れる時期がやってきました。
新しいNASを買い替えようかと情報収集を始めたところ、「NAS用OS」という選択肢がいくつもヒット。
調べてみると、10年前とは違い、
- シンプルで洗練されたGUI
- Dockerコンテナによる豊富なApp
- ユーザーフレンドリーな設計
と、なかなか魅力的。
「これなら Synology 製品と遜色ない運用ができるのでは?」そんな期待が一気に膨らみます。
ともかくOSを入れる"箱"が必要なわけで使用頻度の低いサブPCをリストアップ
- MINISFORUM X400
(Ryzen 4650G / 16GB) - Mac mini (2012)
(Core i5-3210M / 8GB) - HP ProDesk 400 G1 Mini PC
(Core i5-4590T / 16GB) - DynaBook R73B
(Core i3-6100U / 16GB) - HP Elite x2 1012 G1
(Core i5-7200U / 8GB)
条件としては基本的に省電力であるが必要時にほどほどのパワーを出せる静かでメンテナンス性の高い小さいパソコン、ノートやタブレットは除外するとして上3つが対象となりそうです。
今どきなら、N100あたりのCPUを積んだミニPCが1台余っていれば、それが最適解だったのだろうけれど。
そもそも、これまで使っていた Synology のNASは専用OSとはいえ
32bit ARM / メモリ512MB で動いていました。
それを考えれば、どれを選んでもスペック不足に悩まされることはなさそうですが……。
今回は手回しネジ一本で内部にアクセスできる抜群のメンテナンス性と古いながらも4コア省電力特化CPUを搭載している点を評価して最終的に HP ProDesk 400 G1 Mini PC を選ぶことにしました。
https://support.hp.com/jp-ja/drivers/hp-prodesk-400-g1-desktop-mini-pc/model/7519866
全体の構成として
① 各種サーバ兼NAS(SSD構成)
② バックアップ専用NAS(HDDミラーリング)
③ PC・タブレット・スマホなどのクライアント端末
普段アクティブに使う雑多な共有ファイルは、すべて①のサーバ兼NASに置く。
そして、大事なデータはフォルダで分け①を経由して自動的に同期され、②のバックアップ専用NASに保管される仕組みです。
Synologyを使っていた頃から、
「サーバ用途とバックアップ用途を1台に同居させるのは、どうにも落ち着かない」
という気持ちがあり、DS116 と DS215j の2台構成で運用していました。
今回のリプレースでも、その考えは変わらず。
多少手間でも役割を分けておいたほうが、精神衛生上も安心できる。
というわけで、今回も同じ二段構えの構成でいくことにします。
続く









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