
OSのインストール前のチェック
今回のサーバーは、モニターもキーボードも接続せずに運用する予定です。
いわゆる「置きっぱなしサーバー」ですね。
……が、ここで早速つまずきました。
使用する HP ProDesk 400 G1 Mini PC、
BIOS がデフォルト設定のままだと、
- 起動時の キーボード未接続エラー
- ディスプレイ未接続エラー
がそれぞれ発生し、そのまま再起動できない状態に。
キーボードについては BIOS 設定項目が用意されており、
チェックを Disable にすることで問題なく通過。
ただ、ディスプレイ未接続チェックについては、
どう探してもそれらしい項目が見当たりません。
そこで物理的に回避することにしました。
購入したのはこちら。
DisplayPort 用の ダミープラグ を挿すことで、
ディスプレイが接続されている体にして問題を回避。
少々力技ですが、効果は確実です。
あわせて、停電復旧後に自動で電源が入るよう、
BIOS の電源設定も変更しておきました。
設定方法はこちらを参考に。
https://jp.ext.hp.com/v-ivr/desktop/power/faq/05
ここまで整えて、ようやく「電源を入れっぱなしにできるサーバ環境」として
安心して運用できる状態になりました。
これで晴れて、本格的な環境構築に入れます。
Ubuntu Desktop と CasaOS のインストール
前回、おおよその構成が決まったところで、まずは Ubuntu Desktop をインストールするところから始めます。
Ubuntu は公式サイトからダウンロード。
https://jp.ubuntu.com/download
インストールメディアの作成には、いつもの Rufus を使用。
USB インストールメディアを作成し、あとは基本的にウィザードに従って進めるだけ。
特に迷うところはありません。
ネットワーク設定については、サーバ用途なので DHCP 任せにせず、
ローカル IP を固定で割り振っておきます。
例としてはこんな感じ。
IP : 192.168.10.10
NetMask : 255.255.255.0
Gateway : 192.168.10.1
DNS : 192.168.10.1 / 8.8.8.8
インストール完了後、コンソールを開いて最低限の準備。
パッケージの更新
sudo apt update
sudo apt upgrade
OpenSSH サーバのインストール
sudo apt install openssh-server
ファイアウォールの確認
sudo ufw status
ひとまず今回は無効化しておき、
環境構築が一段落してから必要なポートだけまとめて開放することにします。
sudo ufw disable
CasaOS のインストール
続いて CasaOS。
wget -qO- https://get.casaos.io | sudo bash
インストール自体はこれだけ。
拍子抜けするほど簡単です。
……が、ここで問題発生。
昨年末あたりから、Docker のバージョンと CasaOS の相性問題が出ているようで、
インストールしただけでは正常に動作せず、アプリがロードされない状態に陥りました。
調べてみたところ、
- Docker の API バージョンが 1.44 以上
- CasaOS 側の Docker API バージョンが 1.43 固定
この不整合が原因とのこと。
対処法としては、主に以下の2つ。
Docker のダウングレード
いわゆる対処療法。
ただし Docker パッケージの更新が止まってしまうため、正直おすすめできません。
環境変数での強制指定
systemd のオーバーライド設定を編集
sudo systemctl edit casaos-app-management
以下を追加
[Service]
Environment="DOCKER_API_VERSION=1.44"
再起動
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl restart casaos-app-management
を指定することで、正常に動作するようになりました。
なお、再確認の為Proxmox 上で仮想化した Linux Mint 環境では、
CasaOS をインストールしただけで特に問題なく動作していたため、
同じ CasaOS でも Docker パッケージのビルドや API のminimumVersionによって
挙動が変わるのかもしれません。
ちなみに 2026/1/26 時点でも CasaOS 自体のアップデートは止まったまま。
この様子を見る限り、CasaOS のサポートは徐々にフェードアウトして、
ZimaOS への移行を促したいのでは……と勘繰ってしまいます。
うーん、いきなり出鼻を挫かれた感。
とはいえ、動かないわけではないので、
このままもう少し付き合ってみることにします。








